富士ソフト、車載ソフトウェア技術者向けのAUTOSAR開発体験キットを発売

自動車 ビジネス 企業動向
富士ソフト AUTOSAR開発体験キット
富士ソフト AUTOSAR開発体験キット 全 2 枚 拡大写真

富士ソフトは、車載ソフトウェアの基本アーキテクチャ AUTOSARを学ぶことができる「AUTOSAR開発体験キット」を4月23日より発売する。

近年、自動車業界では電子制御の高度化、複雑化が加速し、関連するソフトウェアの規模も増大。標準化・共通化を進める中で、欧州発のAUTOSARテクノロジーは自動車業界全体で注目を集めている。しかし、ソフトウェアエンジニアにとって、AUTOSAR仕様は膨大かつ複雑、加えて体系的に理解するための日本語解説コンテンツが乏しいため、効率的な学習は困難な状況となっている。

1990年代から車載ソフトウェア開発に携わってきた富士ソフトは、2011年より名古屋大学大学院情報科学研究科附属組込みシステム研究センター(NCES)でのコンソーシアム型共同研究に参画。TOPPERS OSのAUTOSAR対応研究開発を進めてきた。

今回、これまで培ってきた技術、経験と共同研究の成果を活かし、AUTOSAR開発を実際に体験して学習できる「AUTOSAR開発体験キット」を開発した。TOPPERSから公開されているAUTOSAR関連ソフトウェアや、評価ボードに加えて、独自に開発した日本語教材ドキュメント、演習用サンプルアプリケーションをセットにして提供。日本の車載ソフトウェア技術者育成を支援する。

1パッケージの価格は30万7800円(送料別)。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る