消費者信頼感、第1四半期は改善=ニールセン マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

調査会社ニールセンの消費者信頼度・消費意欲調査によると、今年第1四半期の消費者信頼度指数が94ポイントとなり、前年同期比5ポイントのアップとなった。ベルナマ通信が報じた。

ニールセンが19日に発表した声明によると、マレーシアの消費者信頼度は世界で22番目に高く、前期の27位から改善した。世界の消費者信頼度指数の平均は97ポイントとなっている。100ポイントを超えると楽観的、下回ると悲観的となっている。

調査は60カ国のインターネットにアクセスできる3万人が回答した。域内諸国の消費者信頼度指数はインドネシアが最も高く123ポイント、次いでフィリピンで115ポイント、タイが114ポイント、ベトナムが112ポイント、シンガポールが100ポイントとなった。

ニールセン・マレーシアのカントリー・マネージャー、リチャード・ホール氏は声明の中で、第1四半期に消費者信頼度が改善した背景として石油価格の下落を挙げた。マレーシア人は全体的に、経済状況について懸念しており、マレーシア人回答者の47%が経済を主な懸念事項に挙げた。また22%が食品価格の上昇、21%が雇用保障についての懸念を示した。

マレーシア人の65%は生活費を支払った残りの現金を預金に回しており、世界平均の48%よりも貯蓄に対する意識が高いことも浮き彫りとなった。他にも年金基金や株式などへの投資をしているという回答もあった。

千田真理子

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