プロトン、スズキ車を年間最大10万台生産へ…マハティール会長「技術供与に期待」

エマージング・マーケット 東南アジア
プロトン(参考画像)
プロトン(参考画像) 全 2 枚 拡大写真

国民車メーカー、プロトン・ホールディングスは、スズキの自動車を年間6万-10万台生産する計画だ。 

【画像全2枚】

マハティール・モハマド会長が明らかにしたところによると、生産したスズキ車は輸出及び国内向けとなる。同社はシャアラムとタンジュン・マリムに工場があり、年産能力は合計で37万台。しかし昨年の生産台数は12万台にとどまっており、フル稼働には程遠い状況だ。スズキ車を生産することで、生産能力過剰の解消につながると見込まれている。

マハティール会長は、過剰な生産能力を解消しなくてはコストがさらに増えるとし、向こう3-5年以内に是正することが必須だと述べた。現在同社には7万7,000人が従事している。

またマハティール会長はスズキとの提携に関して、プロトンが持っていない技術を提供してくれるだろうと述べ、国内市場のみならず、輸出できるマレーシア製自動車を生産したいと語った。

スズキとプロトンは6月、協力関係を進めることに合意し、協業の覚書と技術援助契約を締結したと発表した。プロトン・ブランドで組立・販売する。協業の第1段階として、スズキがスズキモデルのノックダウン部品(KD部品)をプロトンに供給する。

まずスズキの小型自動車1車種のKD部品をプロトンに供給し、2016年夏頃よりプロトンのタンジュンマリム工場で生産を開始し、マレーシア国内のプロトン販売網で販売する。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  4. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  5. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  6. ポルシェ『カイエン』新型、新世代のデジタルコックピットとAI音声操作を搭載
  7. 「初代エンブレム エモい」ホンダ『ステップワゴン』が30周年! 特別仕様車にSNSで感動の声
  8. 15年の沈黙を経て...アウディ『RS6 セダン』、デジタルで先行復活!
  9. ヒョンデが世界的ギタリスト「MIYAVI」とコラボ、2台のコンセプトEV初公開へ…東京オートサロン2026
  10. プジョー『2008』のタイヤ空気圧がおかしいんだが…12月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る