補助金削減、今後も継続…マレーシア財務省事務次官

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

財務省のモハマド・イルワン・セリガル・アブドラ事務次官は、政府が今後も補助金の削減を進めると明らかにした。ザ・サンが報じた。

アブドラ事務次官はブルームバーグの取材に対して、財務省傘下機関が司る公務員向けの住宅ローンについても独立した機関を設立し、政府の国内総生産(GDP)比の負債額を減らす取り組みを続けると明らかにした。

補助金への負担がかさんでおり、数々の種類がある補助金を徐々に減らす意向だ。

住宅ローン管轄機関の切り離しで400億リンギを負債残高から削減することが可能だと見積もられている。

政府はガソリンや液化天然ガス、料理油への補助金を段階的に削減する意向を示している。

同事務次官は、格付け会社のフィッチ・レーティングスがマレーシアの格付けのダウングレードを行わなかったことの背景に、財政の信用度を強化させるための猶予を与えるという意味があったと指摘。各方面から政権への指摘や批判の声は舞い込んでいるが一時的なものであり、政府は今後も財政合理化を進めると述べた。

同氏は1マレーシア・デベロップメント(1MDB)を巡る問題については、負債を返済する能力はあると指摘した。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  2. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  3. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  4. ホンダ WN7 が初の国産EV白バイに! 2026年1月の箱根駅伝でデビュー
  5. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
  6. スズキ『クロスビー』改良新型、パイオニア製カーナビ設定…9インチHD画面でスマホ連携対応
  7. ヤマハが新基準原付を2026年3月、日本発売へ…台湾から『ジョグ125』導入
  8. マツダ CX-5 新型、最高評価の5つ星獲得…ユーロNCAP
  9. 普通二輪免許で乗れるトライアンフに新型登場! 82.9万円から買える『スラクストン400』と『トラッカー400』
  10. スバルの新型SUVに「めっちゃ格好いい」「まじで欲しい」と反響!『トレイルシーカー』米国では約625万円、日本はどうなる?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る