リンギ安でコスト上昇、業績圧迫の懸念 マレーシア産業界

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
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通貨リンギ下落によるコストの上昇により、マレーシア企業は業績が圧迫されると懸念している。

マレーシア自動車協会(MAA)のアイシャ・アハマド会長は、リンギ安により自動車業界は大きなマイナス影響を受けるとの見解を示した。リンギ安は悲惨的なレベルまで下がっており、パーツや部品の価格がさらに上昇しているため、利益マージンは縮小すると指摘。物品・サービス税(GST)の導入後、消費者心理が冷え込んでいるため、商品を値上げすることもできないと述べた。

プロトン・ホールディングスのアブドル・ハリス・アブドラ最高経営責任者(CEO)は、リンギ安の影響は大きいと表明。値上げを行う可能性もあると明らかにした。

一方でマレーシア・米国商工会議所傘下、マレーシア米国電子産業(MAEI)のウォン・シューハイ委員長は、電気・電子(E&E)産業は、リンギ安により高い売り上げが期待できると述べた。しかし中間生産物を輸入している企業にはマイナス影響があると明らかにした。またモハマド・バドリシャム・ガザリ社長も、リンギ安はインバウンド観光の増加が期待できるとして、恩恵が得られるとの見解を示した。

リンギの対米ドルの為替レートは、2009年以来の安値を更新しており、前年比で20%下落している。中央銀行バンク・ネガラによると、19日正午時点で1米ドル=4.1075/1125リンギまでリンギ安が進行している。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、8月19日)

広瀬やよい

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