無人島や岩礁など500カ所以上が非命名、外国による略奪の恐れも…マレーシア

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マレーシア(イメージ)
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マレーシア領内にある879の島々のうち、535の島の地位は不明のままとなっている。都市福祉住宅地方自治省は各州政府に対して、無人島やサンゴ礁、岩礁、環礁に名前を付け、官報に掲載するよう指示を出した。外国からの略奪を防ぐために、マレーシアの領土であることを示す明確な境界線や印をつけることも求めている。

マレーシアの領土であることを明確にすることで、領海や経済的な資源の権益を主張することができるようにする。1996年に発効した、島、及び海洋公園の開発計画及び開発に関するガイドラインにおいて、マレーシア政府は海洋生物やエコシステムを保護するために島やサンゴ礁、岩礁などの保有権を明確にすることを求めている。

ガイドラインの見直しにより、気候変動による海面上昇、海洋生物などの天然資源の保護、また周辺国からの脅威に対応するため、ステータスが不明となっている島の所有権を明らかにすることが求められていた。しかし、2011年4月にジョセフ・クルップ天然資源環境相(当時)が全ての名前のない島に名前を付け、官報に掲載すると述べていたが、実際には行われていなかった。

千田真理子

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