無人島や岩礁など500カ所以上が非命名、外国による略奪の恐れも…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
マレーシア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

マレーシア領内にある879の島々のうち、535の島の地位は不明のままとなっている。都市福祉住宅地方自治省は各州政府に対して、無人島やサンゴ礁、岩礁、環礁に名前を付け、官報に掲載するよう指示を出した。外国からの略奪を防ぐために、マレーシアの領土であることを示す明確な境界線や印をつけることも求めている。

マレーシアの領土であることを明確にすることで、領海や経済的な資源の権益を主張することができるようにする。1996年に発効した、島、及び海洋公園の開発計画及び開発に関するガイドラインにおいて、マレーシア政府は海洋生物やエコシステムを保護するために島やサンゴ礁、岩礁などの保有権を明確にすることを求めている。

ガイドラインの見直しにより、気候変動による海面上昇、海洋生物などの天然資源の保護、また周辺国からの脅威に対応するため、ステータスが不明となっている島の所有権を明らかにすることが求められていた。しかし、2011年4月にジョセフ・クルップ天然資源環境相(当時)が全ての名前のない島に名前を付け、官報に掲載すると述べていたが、実際には行われていなかった。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
  6. 車内で動画やサブスクが見放題!Apple CarPlayも!データシステム『U2KIT』はディスプレイオーディオ革命だPR
  7. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  8. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  9. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  10. クラシックな雰囲気が人気! ダムドの『ハイゼット/アトレー』向けカスタムボディキットに新作アイテム3点が登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る