インド国内LCCのパイロット、霧による視界不良時の着陸訓練が不十分

エマージング・マーケット インド・南アジア
エアアジア(イメージ)
エアアジア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

インド民間航空管理局は、ヴィスタラ航空やエアアジア、スパイスジェットの小型旅客機に配置されているパイロットらは、濃霧といった視界不良時の飛行訓練において不完全であると明らかにした。エコノミックタイムスが報じた。

視界不良時の着陸は離陸より大きな問題であるとみなされており、これらの航空会社では濃霧の際に運行に影響がでる恐れがあるとしている。

ボーイング737型機やエアバスA320型機などの大型旅客機には視界125mまでであれば離着陸時の安全を確保する技術を搭載しているが、ボンバルディアQ400型機やATR型機においては視界200m以下での操作が可能な装備がない。

またエアアジアとヴィスタラのパイロットは視界125mまでの着陸訓練を含む”CAT 3”レベルに達しておらず、スパイスジェットのQ400のパイロットも”CAT 2”のレベルに達していない。

「ヴィスタラが”CAT 3”に準拠していないことはその運行に影響を与える恐れがあり、スパイスジェットもまた同様である。エアアジアに関しては視界不良になる早朝の便がないため、問題にはならない」とされている。

ヴィスタラの広報担当者は「我々はDGCAと協議しすぐにパイロットらの訓練に入れることを願っている」と話した。

編集部

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  3. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  4. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  5. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  6. 車内で動画やサブスクが見放題!Apple CarPlayも!データシステム『U2KIT』はディスプレイオーディオ革命だPR
  7. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  8. 「スポーツバイクの王者」新型スズキ『GSX-R1000』発表! 40周年で大幅改良、日本市場復活なるか
  9. 『S2000』や『タイプR』のコクピットをスパルタンに! HKS「カーボン・シフトノブ」発売
  10. 新型スズキ『DR-Z』のライバル登場か!? KTMの新型スーパーモト発表に「思ったより安い」など熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る