特別経済委員会が1日に初会合…4.5~5.5%の成長維持を予想 マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアのナジブ・ラザク首相(参考画像)
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ナジブ・ラザク首相の発案で先ごろ設立された特別経済委員会(JKE、SEC)が 1 日、初会合を行なったと、ザ・サンなどが報じた。

委員長を務めるアブドル・ワヒド・オマル首相府相は初会合に関する記者会見において、委員会のメンバーや首相府省経済企画局(EPU)、中央銀行バンク・ネガラ・マレーシア(BNM)、 証券委員会(SC)の代表らが参加して会合が行われたと明らかにした。

ワヒド大臣は今年通年の国内総生産(GDP)成長率について、4.5%から5.5%の成長を予想していると明らかにした。大量高速輸送(MRT)などの大型プロジェクトが実施されているが、国の財政状態に合わせて内容はその都度調整されるとの考えを示した。

CIMBグループのナジル・ラザク会長は海外からテレビ会議を通じて委員会に参加した。初会合では、リンギの価値や金融市場の安定化、資本市場の信頼を強化させることや国民への影響などについて話し合いが行われた。複数の提案や現状説明、協議が行われたが、詳細については発表されていない。

JKEは4日にも会合を開き、短期的、中期的な対処について協議を行う。ナジブ首相が決定事項を発表する運びだ。

JKEはリンギの対米ドルレートが17年来の低水準となっていることなどを受けてマレーシア経済を強化させ、国家の発展を持続的なものとするための協議を行うために設立されたもので、各界リーダーや経済の専門家が参加する。

千田真理子

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