BMWが東京台場にブランド体験施設…試乗車は100台、7月オープン

自動車 ビジネス 国内マーケット
7月のオープンに向け建設中のBMW GROUP Tokyo Bay
7月のオープンに向け建設中のBMW GROUP Tokyo Bay 全 8 枚 拡大写真

ビー・エム・ダブリュー(BMWグループジャパン)は、東京台場に建設中のブランド体験施設の名称と概要を発表。名称は“BMW GROUP Tokyo Bay”に決定した。

7月にグランドオープン予定のこの施設は、2万7000平方mを超える広さの土地に、投資の総額はおよそ43億円をかけて建設されている。「小さな島を一つ購入できるほどの額だ」とは、ビー・エム・ダブリュー代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏の弁。

ここではBMW、MINI、モトラッドの全製品を見ることが出来るほか、試乗車も用意。さらに、路面のミューなどを規定に合わせることで、BMW M社認定予定のドライビング・エリアが備わる。そのほかサービスセンターや300人以上を収納可能な会議ホールなどの施設も建設される。

「BMWを知っている既存ユーザーはもとより、まだ知らない方にも来場してほしい」とクロンシュナーブル氏。「この施設によってBMWブランドや製品を経験、体験してもらえるいい機会だと思っている。そのために我々は試乗車を100台以上用意するほか、ドライビングトレーニングも実施するので、新しい体験を提供することが出来るだろう」と話す。

また、クロンシュナーブル氏は「もう一つ重要なのは、おもてなしだ」という。カフェテリアエリアや、コンベンションホールなどがそれにあたり、「(ホールは)一般にも使ってもらえるようなものも用意している。カフェテリアは、初めての試みとしてネスプレッソとのコラボレーションで運営する」とした。

年間の来場者数は20から30万人を想定。同社BMW東京/大阪プロジェクトディレクターの伊集院正行氏は、「ドライビング・エリアには照明設備も充実しているため、会社帰りのサラリーマンを対象とした、ブレーキングテストなどの楽しいプログラムを将来的には展開したい」。さらに、「クルマの体験だけではなく、夏祭りやコンサートなどもやろうと思えば出来る」と述べ、近隣他団体とのイベント共催も企画していくという。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. ランボルギーニ、世界29台限定の新型『フェノメノ』登場に大興奮!「めっちゃ好き」「よくやったランボ」と高評価の声
  3. 日産、横浜の「グローバル本社」ビル売却先、米投資ファンドKKRが有力[新聞ウォッチ]
  4. 【エクストレイル AUTECH SPORTS SPEC試乗】エクストレイル史上最高の乗り心地に感動…加茂新
  5. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る