【メルセデスGLC】右ハンドル導入で雪国エリアに訴求

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メルセデスベンツ GLC
メルセデスベンツ GLC 全 8 枚 拡大写真

メルセデスベンツ『GLC』は、『GLK』の後継車と位置付けられ、日本市場へは右ハンドルが導入される。

先代となるGLKは左ハンドルのみであったとこから、「日本市場を更に意識している」とはメルセデス・ベンツ日本市営業企画部商品企画2課の小見明久さんの弁。

また、エンジンラインナップを250の1モデルとし、「バリエーションとしてノーマルモデル、AMGライン付きのスポーツモデル、本革仕様でパノラミックスライディングルーフ、Burmesterサラウンドサウンドシステムなどが装備された3つの仕様で選びやすい設定にした」と話す。

足まわりは、「ノーマルモデルはアジリティコントロールサスペンション、AMGラインはスポーツサスペンションという本国設定を導入している」という。

日本市場で外せない装備は「360度カメラだ」と小見さん。「日本の駐車事情や、全幅が1890mmとCクラスより少し大きいので、駐車するときに便利に感じてもらえるだろう。精度もかなり高いので、これは外せないアイテムだ」とコメント。

ユーザー層は、「右ハンドル導入により、更に幅広くなるだろう。アクティブ志向のビジネスマンがメインだ」という。更に、「これまでメルセデスを検討していたが、雪国エリアで足が遠のく方が多かった。4マティックが少ないということと、SUVというとアウディやBMWというイメージが強かったからだ。そういった方々により選びやすくなったと思う」とした。

それら競合に対し、「最新のレーダーセーフティパッケージが強みだ」と小見さん。「ステアリングアシストも装備しているのでより安全で快適な高速走行が可能だ。また、このセグメント唯一の9速あるトランスミッション、9Gトロニックを採用しているので、安全面とパワートレインで勝っている」と自信を見せる。

最後に小見さんは、「街乗りでも便利に使えると思っているので、カタログでも山道よりも街中での使い勝手を訴求している。もちろんSUVとしての悪路走破性も高い」と両面での性能の高さをアピールした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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