コマツの建機稼働管理システムにISIDの知的保全技術を適用

自動車 テクノロジー ITS
コマツの無人ダンプトラック運行システム「AHS」
コマツの無人ダンプトラック運行システム「AHS」 全 1 枚 拡大写真

電通国際情報サービス(ISID)は、コマツの建機稼働管理システム「KOMTRAX Plus」のデータ解析業務の高度化を目的に、ISIDの提供する知的保全技術を適用開始したと発表した。

この技術は、コマツの無人ダンプトラック運行システム「AHS」をはじめとする各種建設機械の稼働データ解析に活用、高精度な故障予測に基づくダウンタイム最小化やオペレーションコストの最適化に貢献する。

ISIDの知的保全ソリューションは、製品や設備に組み込まれたセンサーやコントローラからの膨大な稼働監視データを用いて、動作条件や設置環境などに応じた状態変化を、複数の変数を組み合わせて多面的に分析する。これによって従来の手法では検知できなかった故障予測や残寿命期間の予測などを可能とするソリューション。

ISIDは、2014年にこの分野での先進技術とノウハウを保有する米国プレディクトロニクスと資本・業務提携し、世界最先端の分析・予測技術を用いたデータ解析サービスやコンサルティングサービスを国内製造業向けに提供している。

コマツは今後、従来の解析手法に加えてこの技術を活用することで、より高精度な故障予測を実現し、ダウンタイムの最小化や製品・サービスの付加価値向上を目指す。当初は、鉱山などの野外環境で稼働するダンプトラックの稼働データ解析に適用し、その後、適用範囲を拡大していく計画。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱、3列シートの新型SUV『デスティネーター』世界初公開へ
  2. ルノー、新型「大統領専用車」を発表…装甲システム搭載のハイブリッドSUVに
  3. マツダ『CX-5』新型、ライバルはRAV4やエクストレイルか
  4. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  5. アストンマーティンの新型『ヴァンテージS』がSNSで話題に、「これで攻めたら絶対楽しい」「乗れる男になりたい」など期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る