【ホンダ フリード 新型】お客さまを笑顔にしたい
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一方で同じ“フリード”であることから、「“お客さまを笑顔にしたい”という共通項のもとに、質感を上げ、シートアレンジ、収納に代表されるような使い勝手を良くした」とは、本田技術研究所四輪R&Dセンターデザイン室 1スタジオ研究員の廣田貴士さんの弁。このポイントは先代が好評だったことから踏襲されたのだ。
今回のインテリアデザインで最も重要だったことについて廣田さんは、「開発当初からリゾート空間をイメージしていたので気持ち良さを大切にした」という。「運転席に座った時の見晴らしの良さや、ナチュラルな木目などから、リゾートの気持ち良い空間にいるイメージを意識。乗ってもらったユーザーの心にどう響くかを気にしながらデザインした」と述べ、「リラックスして自然と笑顔になるイメージだ」と話す。
なぜ“リラックス”に着目したのか。それは、「クルマ全体のコンセプトが“セブンデイズワンダフル”としており、常にユーザーに乗ってもらうことを考えると、安心していつでも乗りたいと思ってもらうことが大切だという思いからだ」と語った。
内田俊一
内田俊一（うちだしゅんいち） 日本自動車ジャーナリスト協会（AJAJ）会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。
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