仏ヴァレオ、自動運転で欧州一周に挑戦中

自動車 テクノロジー ITS
ヴァレオの自動運転車『Cruise4U』による欧州一周チャレンジ
ヴァレオの自動運転車『Cruise4U』による欧州一周チャレンジ 全 1 枚 拡大写真

フランスの自動車部品大手、ヴァレオは10月末、自動運転車『Cruise4U』を使用し、欧州一周1万3000kmを、5週間かけて走行する挑戦を開始した。

今回の挑戦では英国、スペイン北部から南部まで、西欧の主要都市で自動運転を実施。ヴァレオが開発した自動運転システムをドライバーが起動すると、実際の道路状況の中でステアリング操作、加減速などの操作を自動で行う。

ヴァレオのCruise4Uの旅は英国から始まり、エジンバラからプリマスまで走行。その後、大陸に渡り、ドイツでベルリン、カールスルーエ、ミュンヘンなどを巡った後、オランダ・アムステルダムでUターン。チェコ・プラハを経由し、フランスとスペインを走行して、セビリアからパリへ戻る。

このドライブは、壮大な技術チャレンジ。6か国を自動運転モードで無事に走行するために、車両はさまざまな道路標識や周辺状況、あらゆる天候の中で、異なる運転スタイルに適応する必要がある。

この走行はまた、ヴァレオが開発した渋滞追従や高速での追従など一定の状況において、ドライバーの代わりに運転操作を担うソフトウェアを、実際の道路状況の中でテストする絶好の機会。ヴァレオは、「欧州一周走行によって、最新のセッティングを検証・調整し、自動運転を将来的に誰にでも手が届くソリューションにすることを目指す」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. 今どき? ダウンサスが注目される理由とは…夏のカスタムHOW TOまとめ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る