【スズキ スイフト 新型】 RStはターボ搭載、スイフトスポーツはどうなる?…開発責任者が明かした

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スイフトRSt
スイフトRSt 全 4 枚 拡大写真

新型『スイフト』で最もスポーティーなグレード「RSt」では、ついにターボが搭載された。1.0リットル3気筒の「K10C」である。これは同社の『バレーノ』にも搭載されたもので、スズキでは、1.5リットルNA並みの出力としている。

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加えて新型のスイフトは、先代より120kgも軽量化(1.2リットルMT車比)されており、このRStも930kgと、先代のスイフトスポーツと比べて100kgのダイエットに成功している。

1.5リットルNA並みの出力+100kgの軽量化で、スイフトスポーツの後継を名乗る資格あり、と思ったのだが、ラインナップをよく見てみると、RStにはトルコン6ATの設定しかなく、MT車が存在しない。ということはつまり、RStとは別に、スイフトスポーツが存在するということだろうか。

新型スイフトの開発を担当した小堀昌雄チーフエンジニアに聞いたところ、「いま商品企画を進めています。皆様のご期待を超えるものになるようにしたいと思っています」とスイフトスポーツの存在を認めた。

また、四輪パワートレイン実験部第二課長の伊勢敬氏は「日本市場だけでなく、ヨーロッパ市場からも、思い切ったことをやってほしい、というご期待の声をいただいています。そうなると、先代のスイフトスポーツが1.6NAなので、1.5NA相当の1.0ターボでは不足と言われかねません」と話した。さらにパワーのあるエンジンが期待できそうだ。

今回のRStが930kgなので、新型スイフトスポーツは、さらにパワフルなエンジンを搭載しつつ、1トンを切る魅力的なパッケージを期待したい。ちなみに、年明けすぐの東京オートサロンでの発表は「考えていない(チーフエンジニア小堀氏)」とのことで、全貌が明らかになるのはもう少し先になりそうだ。

《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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