スズキとスバルの中国新車販売、3割減 3月

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●スズキの中国新車販売、6か月連続で前年実績を下回わる

スズキの中国法人は4月17日、中国における3月の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万0763台。前年同月比は34.7%減と、6か月連続で前年実績を下回った。

スズキは1993年、中国長安汽車との合弁会社、長安鈴木汽車を設立。『SX4』や『スイフト』などを現地生産し、中国市場で販売してきた。

またスズキは2013年に、中国市場で『SX-4 S-クロス(S-CROSS)』を発売。続く2014年には、セダンの『アリビオ(ALIVIO)』を導入した。そして、2015年には、SUVの『ビターラ』を投入するなど、車種ラインナップを拡大してきた。2017年には、『イグニス』を発売予定。

なお、スズキは長期的に、中国市場における年間販売台数を50万台へ引き上げることを目指す。

スズキの2016年中国新車販売は、16万7912台。前年比は16.2%減だった。2017年第1四半期(1~3月)は、前年同期比42.4%減の2万8065台にとどまっている。

●スバルの中国新車販売、5か月連続で前年実績を下回る

SUBARU(スバル)の中国法人は4月17日、3月の中国における新車販売の結果を公表した。総販売台数は2655台。前年同月比は38.9%減と、5か月連続で前年実績を下回った。

スバルブランドは2004年、中国市場に本格的に参入。2006年には、富士重工の100%出資会社として、スバル汽車(中国)有限公司を設立した。

2013年には、スバル汽車(中国)有限公司を、現地企業との合弁会社へ移行。新体制により、現地販売への関与を高め、販売体制の強化を図ってきた。

また、2016年11月の広州モーターショー2016では、先進の安全システム、「アイサイト」を中国市場に初めて導入すると発表。さらなる販売増を目指している。

スバルの2016年の中国における新車販売台数は4万5522台。前年比は3.2%減だった。2017年第1四半期(1~3月)は、7596台を販売している。

《森脇稔》

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