ポルシェは11月27日、サーキットを高度な自動運転で走行できる機能、「マーク・ウェバー・ファンクション」を開発していると発表した。
この機能は、ポルシェのレーシングドライバーであり、ブランド大使を務めるマーク・ウェバー選手(2016年に現役を引退)に由来するもの。サーキットにおいて、マーク・ウェバー選手のようなスキルの高いドライビングを、誰もが体験できることを目指す機能となる。
この機能を利用すれば、車両はサーキットの理想的なコースラインを自動的にトレース。シフトチェンジやブレーキを最適なタイミングで自動的に行ってくれる。
しかし、ポルシェといえば、運転を積極的に楽しみたいというオーナーも多い。車両任せの自動運転は、ポルシェのDNAと矛盾するとの見方もある。
これについて、ポルシェのITおよび財務担当、ルッツ・メシュケ副社長は、「自律運転とポルシェは非常に良く合う。ポルシェにとってデジタル化と自動運転は脅威ではなく、大きなチャンス」と述べている。