ボッシュ、日系自動車メーカー向け売上高が11%増…先進運転支援が好調 2017年

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ボッシュのクラウドベースの逆走車警報のイメージ
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ボッシュは6月7日、全世界における2017年の日系自動車メーカー向けの売上高が、前年比11%増と2桁増を達成した、と発表した。

11%の伸び率は、2017年の世界市場における日系自動車メーカーの生産台数の伸び率の3%を大きく上回るもの。主に、先進運転支援システム(ADAS)を含む安全運転支援分野向け製品やパワートレーンの売上が順調に増加したほか、カーナビゲーション製品や世界的に対応が急務となっているサイバーセキュリティ対策となるゲートウェイコンピューターの取引が拡大した。

ボッシュの日系自動車メーカーへの売上は2013年以降、前年比で年平均2桁の割合で順調に増加しており、今後もプラス成長が続くと予想。売上増加率のほかに、ボッシュの日系自動車メーカーとの取引拡大を示すのは、ASEANにおける研究開発と生産能力の拡大。日系自動車メーカーはASEANで約9割の市場シェアを占めており、日系自動車メーカーのASEANにおける事業をサポートすることは、ボッシュの重要な役割という。

ボッシュはASEANにおいて2017年末、タイに燃料噴射製品の開発、製造を手がけるヘマラート工場を新設。工場新設のために、合計8000万ユーロを投資した。また、ベトナムではCVTを製造するドンナイ工場に今後、6000万ユーロを投資して生産能力を拡大させる予定。日系自動車メーカーをサポートする体制をさらに整えていく、としている。

《森脇稔》

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