あいおいニッセイ同和損害保険は、事故車の損害確認業務にスマートフォン(スマホ)を活用したリアルタイム損害調査「視界共有システム」を6月から修理工場への対象範囲を全国展開すると発表した。
視界共有システムは、スマホを使った動画映像で、静止画では確認が困難な事故車の細かい線傷やパネルの歪みなどを確認、遠隔地の修理工場でもリアルタイムで修理内容の打ち合わせ・決定ができる。これによって修理工場は顧客に修理内容と金額を早期に案内でき、迅速な修理・納車、保険金支払いが可能になるとしている。
同社では、これまで同システムを約40の修理工場で実際の事故車の損害確認業務にトライアルで運用してきた。この結果、迅速な損害確認・修理の着工などのメリットが確認できたことから全国展開する。
全国14カ所に同システムの受信拠点を整備して全国ネットで運用する。東京地区では土曜・日曜日にも同システムの受信拠点を稼働させる。