4月の新車総販売は3.4%増…スバル登録車は1年半ぶりにプラス

スバル・フォレスター
スバル・フォレスター全 3 枚

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が5月7日に発表した4月の新車販売統計(速報)によると、総台数は前年同月比3.4%増の37万8687台と2か月ぶりのプラスとなり、堅調に2019年度のスタートを切った。

このうち登録車は2.5%増の23万0954台で、2か月ぶりのプラスだった。ブランド別では、最量販のトヨタ自動車が7.5%増で2か月ぶりのプラスとなった。また、SUBARU(スバル)は14.6%増と2ケタの伸びを確保するとともに、17年11月から1年5か月に渡っていた長いマイナスのトンネルをようやく脱した。

一方で、新モデルの息切れ感があるマツダ(21.0%減)や、前会長の逮捕問題で揺れている日産自動車(22.8%減)が大幅な減少となった。

軽自動車も4.9%増の14万7733台で、2か月ぶりのプラスとなった。メーカー別では主力モデルを全面改良して投入した三菱自動車工業が32.5%増、日産が12.2%増と大幅に伸ばした。ベストセラーモデルを抱えるホンダも9.9%増と好調で、同月のシェアは20.2%と2割台に乗せている。

日本自動車工業会が3月にまとめた19年度の国内新車需要見通しによると、総台数は18年度実績比0.7%減の522万3400台としており、15年度以来4年ぶりのマイナスとなる。ただし、4年連続で500万台ラインは維持する。このうち登録車は0.4%増の335万1400台、軽自動車は2.7%減の187万2000台と予測されている。自工会は景気拡大の勢いが弱まることで、需要は下押し傾向になると見ているが、4月はまずまずの出足となった。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  2. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  5. ついに生産終了、スズキ『Vストローム650』がなぜ今も「傑作マシン」と語り継がれるのか
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る