40年ぶりの復活となったアルファロメオの新型『ジュリア』は、新たな時代のアルファロメオを象徴するフラッグシップモデルとして設定された高性能スポーツサルーン。日本にはハイエンドモデルの「ジュリア クアドフォリオ」を含め4グレードが導入され、ガソリン/ディーゼルエンジン搭載モデルが設定された。また、540馬力ツインターボを搭載するモデル「GTA」も復活している。
目次
- 10月14日発売決定---446万円より
- アルファのDNAを受け継ぎ、タイムレスなデザインを目指した[デザイナー&CEOインタビュー]
- 【試乗】アルファのセダンを走らせる愉しみ、なら「スーパー」を選ぶ…島崎七生人
- 【ヴェローチェ 試乗】「イタ車かくあるべし」という見本のよう…中村孝仁
- 「日本でも環境にやさしい」ステルヴィオ と ジュリア にディーゼル
- オールマイティに用途をこなす基本モデル、輸入Dセグセダンをスペック比較…Cクラス、ジュリア、XE
- 【ディーゼル 試乗】スポーツディーゼルの面目躍如…中村孝仁
- ジュリア「クアドリフォリオ」に2020年型…2.9ターボは510馬力
- ジュリアGTA に軽量サーキット仕様「GTAm」…創立110周年記念イベントで実車発表
10月14日発売決定---446万円より
FCAジャパンは、アルファロメオの高性能スポーツサルーン『ジュリア』を10月14日より発売する。
「ジュリア」は1962年から1977年まで生産されたアルファロメオの名車。当時としては稀だった空気力学を取り入れた小型軽量な車体にDOHCエンジンを搭載する高性能な小型車として人気を集めた。40年ぶりの復活となる新型ジュリアは、新時代の序開きを象徴するフラッグシップモデルとして、アルファロメオブランドにとって重要な役割を担う。
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アルファのDNAを受け継ぎ、タイムレスなデザインを目指した[デザイナー&CEOインタビュー]
FCAジャパンが輸入するアルファロメオ『ジュリア』は、アルファロメオ久々のミッドサイズセダンである。デザインや販売戦略について話を聞いてみた。
◇新プラットフォームでもアルファのDNAを受け継ぐ
ジュリアは“ジョルジョ”という新しいプラットフォームで開発された最初のモデルだ。このプラットフォームは縦置きエンジン、後輪駆動のレイアウトを採用することで、「ジュリアにダイナミックかつスポーティなプロポーションをもたらしている」とは、アルファロメオのエクステリアチーフデザイナー、アレッサンドロ・マッコリーニ氏の弁。
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【試乗】アルファのセダンを走らせる愉しみ、なら「スーパー」を選ぶ…島崎七生人
受注生産のベースグレードと「ジュリアスーパー」の価格差は97万円。両車は同スペックのエンジンを搭載するから、「シンプル、ベーシックなスタイルがいいよね」と考えるユーザーは、ベースグレードを選びそう、だ。
が、装備内容をチェックしていくと(別にセールスマンの代理を務めるつもりはないが)ジュリアスーパーがいいかも…の判断に傾く。快適装備は無論、機能面でも断然、充実しているからだ。ジュリアスーパーなら備わるアイテムは、機能ではベースグレードでは非搭載のACCを始め、車線逸脱警告/ブラインドスポットモニター/リヤクロスパスディテクションを始め、パーキングセンサーなどを搭載。日常ユースでの安心感を高めてくれる。
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【ヴェローチェ 試乗】「イタ車かくあるべし」という見本のよう…中村孝仁
アルファロメオ『ジュリア』には、トップモデルの「クワドリフォリオ」、受注生産のベースモデルと、「昔の名前で出ています」的な、「スーパー」と、「ヴェローチェ」が存在する。
実質的には受注生産のモデルはほぼ入らないだろうから、事実上、下からジュリア・スーパー 、ジュリア・ヴェローチェ、そしてクワドリフォリオの3グレードとなる。今回試乗したのは、中間グレードのヴェローチェだ。そのヴェローチェ、昨年デビューした時は4WD左ハンドル仕様のみだったが、今年に入って右ハンドル仕様のFRモデルが追加された。4WDとの差額、たったの10万円と聞くと、多くの人は、ならば4WD…って思うかもしれない。しかし、真の意味でイタリアンスポーツセダンのを味わいたいのなら、僕はこのFRをお勧めしたい。
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「日本でも環境にやさしい」ステルヴィオ と ジュリア にディーゼル
FCAジャパンはアルファロメオ・ブランドのSUV『ステルヴィオ』(Alfa Romeo Stelvio)および上級セダン『ジュリア』(Giulia)にディーゼルエンジン搭載モデルを追加設定し、4月6日から販売を開始すると発表した。
FCAジャパンのポンタス・ヘグストロム社長は2月18日に都内で開いた発表会で「FCAジャパンとして初のディーゼルエンジン搭載車の販売を開始する」とした上で、「新型2.2リットルディーゼルエンジンは『ジュリア』に搭載され、販売価格は600万円を大きく下回る。またこのエンジンには高出力バージョンがあり、『ステルヴィオ』に搭載される。非常にお買い求めやすい価格設定となる」と紹介した。
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オールマイティに用途をこなす基本モデル、輸入Dセグセダンをスペック比較…Cクラス、ジュリア、XE
今どきのムーブメントはSUV。ひと昔前なら考えもしなかったブランドからもSUVが次々と登場、全体として幅広いセグメントをカバーするにいたり、乗用車のメインストリームと化した感がある。そのほかのカテゴリーでは、コンパクトカーやミニバンも、ユーザーの日常的な生活スタイルに欠かせないクルマとしてすっかり定着している。
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【ディーゼル 試乗】スポーツディーゼルの面目躍如…中村孝仁
その長い歴史の中で、アルファロメオはコモンレールディーゼルの先駆者だそうである。そんな話を聞いたのは、日本市場にとってアルファ初のディーゼルモデルが追加されたその発表会でのことだった。そして先行した『ステルヴィオ』のディーゼルに乗った時、さすがにセグメント最強を謳ったそのパフォーマンスはすごいと感じさせてくれた。
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ジュリア「クアドリフォリオ」に2020年型…2.9ターボは510馬力
アルファロメオは5月7日、『ジュリア』(Alfa Romeo Giulia)の高性能グレード、「クアドリフォリオ」の2020年モデルを欧州で発表した。
ジュリアは、2015年秋に欧州で発表されたスポーツセダンだ。メルセデスベンツ『Cクラス』、BMW『3シリーズ』、アウディ『A4』、ボルボ『S60』、ジャガー『XE』、レクサス『IS』などのライバルと競合する。
ジュリア「クアドリフォリオ」に2020年型…2.9ターボは510馬力 画像
ジュリアGTA に軽量サーキット仕様「GTAm」…創立110周年記念イベントで実車発表
アルファロメオは6月25日、イタリア・ミラノで開催中の創立110周年記念イベントにおいて、新型『ジュリアGTAm』(Alfa Romeo Giulia GTAm)の実車を初公開した。
100kgの軽量化を達成
同車は、新型車の『ジュリアGTA』をベースに、サーキット走行に対応させたスパルタン仕様となる。