ランクル70系デビュー35周年、その開発や改良の変遷を語る一冊

トヨタ・ランドクルーザー70系
トヨタ・ランドクルーザー70系全 4 枚

『トヨタ ランドクルーザー70系』
その開発と改良の足跡
著者:難波毅
発行:三樹書房
定価:本体価格5000円(消費税除き)
ISBN978-4-89522-716-2

【画像全4枚】

誕生から35周年を迎えるトヨタ『ランドクルーザー70系』について、当時の開発担当者らへのインタビューをはじめ、当時の資料などから、開発の様子や改良の変遷を網羅した1冊が刊行された。

1984年11月、ランドクルーザー70系が発表された。未だに国内外にはファンが多く、驚くことに一度販売が中止された日本においては、2014年に限定で販売されており、このような例は過去になかったのではなかろうか。そこまで魅力あふれる70系はどのように開発されたのか、疑問は尽きない。その謎を解くカギがこの本にはちりばめられているので、じっくりと読むことをお勧めする。

特に前半に述べられている主査構想として開発責任者の70系にかける想いや、70系開発者たちの証言は非常に興味深く、特に元荒川車体工業技術者の酒井賢氏との著者との対話は時系列での開発ストーリーが述べられているので、非常にわかりやすく、また、開発初期のコンセプトモデルの写真も掲載されているので、興味深くその魅力を探ることができる。

また、70系の改良の変遷史としてデビュー以降2018年11月までに行われた改良ポイントを国内外仕様に問わず図表を使って解説。さらに各モデルの生産期間も巻末に記されているので資料性も高い書籍となっている。
『トヨタ ランドクルーザー70系』『トヨタ ランドクルーザー70系』

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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