日本の四角い「クロカン4WD」たち【懐かしのカーカタログ】

トヨタ・ランドクルーザー
トヨタ・ランドクルーザー全 26 枚

今回はクロカン4WDと呼ばれていた頃の日本の代表車種4車種を取り上げる。四角く懐かしいモデルたちだ(※=年号はカタログのもの)。

【画像全26枚】

トヨタ・ランドクルーザー40系/60系(1980年、1982年※)

トヨタ・ランドクルーザートヨタ・ランドクルーザー
今年(2021年)で70周年を迎える『ランドクルーザー』。原形と言われる『トヨタジープBJ型』は1951年に登場。その後1955年に登場した“20型(FJ型)”から“陸の巡洋艦”を意味するランドクルーザーを車名に。

カタログの写真は1980年のものでが、1960年から1984年まで続いた“40系”とともに、1980年に登場した“60系”が載っている。

トヨタ・ランドクルーザートヨタ・ランドクルーザー
40系は24年間発売されたロングセラーで、それまでのモデルを改良。当初は2つのボディタイプと2つのホイールベース、2~8人乗りを用意した。60系はもともと乗用車感覚のモデルとして登場したが、「リモコンミラー、ファブリックシートなど、ラグジュアリーな新装備群」(カタログより)で乗用車感覚を打ち出しとした。

日産サファリ(1982年※)

日産サファリ日産サファリ
『パトロール』(4W61型・1951年)をルーツとし、その2代目の後継車種として1980年に登場したのが初代『サファリ』。「モノモノしいミリタリー(軍用)スタイルを思いきって捨て去った」(カタログより)、当時としては新しいイメージのオフロード4WDとし、2人乗りのハードトップ/標準ルーフ、2、4人乗りのハードトップ/ハイルーフ、それと2、5人乗りのバンという3タイプを設定。

日産サファリ日産サファリ
テーパーリーフスプリング採用の前後サスペンションを採用し、エンジンは3246ccの6気筒ディーゼルを搭載。今の感覚からすれば十分にワイルドだが、それまでのジープタイプから脱却した“都会派”を打ち出していた。

三菱パジェロ(1982年)

三菱パジェロ三菱パジェロ
パリダカの優勝で世界的にも名を馳せたモデル。残念ながら2019年に生産を終了、39年の歴史に幕を下ろした。写真のカタログはまさに1982年(と1986年)の初代のものだが、当初は標準ボディのキャンバストップとメタルトップを設定。追って5ナンバー車や、ロングボディで3列7人乗りのエステートワゴン(ミッドルーフも)が登場。

三菱パジェロ三菱パジェロ
4WD車初のディーゼルターボ(4気筒2346cc)、直結式チェーン駆動トランスファ、ダブルウイッシュボーン・フロントサスペンションなども採用。傾斜計、サスペンションシートなども備えた。

いすゞ・ビッグホーン(1982年※)

いすゞ・ビッグホーンいすゞ・ビッグホーン
前後して登場した『パジェロ』とともに、近年の日本にSUVのムーブメントを作り出したその草分け的存在。『ビッグホーン』自身は1991年登場の2代目まで続いた。

フロントマスクこそ見覚えがあるデザイン(具体的には初代『レンジローバー』)だったが、スクエアな潔いフォルムをもち、ボディタイプは当初ロングバン、ショートバン、それとソフトトップの3タイプを設定。いずれもバックドアは左右非対称の横開きだった。

いすゞ・ビッグホーンいすゞ・ビッグホーン
フロントサスペンションはダブルウイッシュボーンの独立懸架、リヤには堅牢なセンタースルー型アクスルを採用。トランスファーにはミッション一体型が採用された。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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