空気不要の「エアレスタイヤ」、トーヨータイヤが国内初の量産へ[新聞ウォッチ]

東洋ゴム工業「近未来型エアレスコンセプトタイヤ『noair』」概要説明会(2017年)
東洋ゴム工業「近未来型エアレスコンセプトタイヤ『noair』」概要説明会(2017年)全 4 枚

その場の 雰囲気や状況を察することができない人をKY(空気が読めない)というが、クルマの安全点検で欠かせないのはタイヤの空気の圧力のチェック。常に正しい数値で走行しなければ、パンクの原因や燃費にも影響する。

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そんな心配がなく、空気を入れる必要のない「エアレスタイヤ」をトーヨータイヤが、2021年度中に国内メーカーで初めて量産に乗り出すという。

きょうの読売が経済面で取り上げている。それによると、従来のタイヤは、接地面とホイールとの間に入る空気が、地面からの衝撃を和らげるクッションの役割を果たしていたが、エアレスタイヤでは、空気の代わりに特殊な樹脂でできた約100本のスポークを配置し、車体を支えるという。

トーヨータイヤでは2006年にエアレスタイヤの開発に着手。乗り心地や耐久性の向上といった問題の解消にメドが立ったことから、宮城県岩沼市の仙台工場で生産を始めるそうだ。

ただ、国土交通省が設けるタイヤの技術基準は、空気入りのタイヤを前提としているため、現状ではエアレスタイヤを装着した車両は公道を走れないことから、当面は遊園地など私有地内を走行する1~2人乗りの小型車向けなどを対象に販売するという。

エアレスタイヤの開発は世界で加速。事故防止や環境対策につながるほか、空気圧の調整などの作業がなくなるからだが、読売の記事では仏ミシュランは既に農機や重機向けに販売を開始して先行。乗用車向けでは米ゼネラル・モーターズと共同開発した製品を24年にも発売する計画だという。また、国内勢では、ブリヂストンと住友ゴム工業が試作品を発表しているとも伝えているが、こうした世界的な動きに肝心要の国交省がKYでは、乗り遅れてしまうのが懸念される。

2021年6月29日付

●運転記録装置義務化へ、アクセル・ブレーキ事故検証活用、新車対象国交省検(読売・1面)

●児童の列にトラック、運転手逮捕、2人死亡,酒気検出、千葉・八街(読売・2面)

●空気不要タイヤ、今年度中に量産、トーヨータイヤ(読売・7面)

●スカイマーク赤字163億円に、3月期、旅客減響く(毎日・8面)

●スパコン富岳4冠、世界ランク、3期連続(産経・1面)

●観客入れ五輪8割「不安」都民調査、「開催中止を」なお4割(東京・1面)

●景気、半年後「拡大」9割、ワクチン接種追い風、足元では「横ばい」59%(日経・1面)

●高速65年以降も有料案、国交省、維持費増大、料金上げも(日経・5面)

●EV電池で2社と提携、ルノー年産100万台へ確保急ぐ(日経14面)

●中古車競売、高止まり(日経・17面)

《福田俊之》

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