大雨で高速道路3路線が通行止め 8月15日まとめ

中央道 岡谷JCT~伊北ICの被災状況
中央道 岡谷JCT~伊北ICの被災状況全 2 枚

令和3年(2021年)8月の大雨の影響は、高速道路の通行止め発生箇所が、西日本から中部地方に移動したのち、8月15日夜までに順次開通している。

国土交通省によると8月15日11時00分時点での気象状況は、前線が西日本から東日本に停滞しており、南から暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動は活発で、西日本から東日本では大気の状態が非常に不安定となっているという。前線は20日頃にかけて本州付近に停滞する見込み。
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以下、国交省が13時30分現在でまとめた被害状況に各事業者の情報を補足した。

●道路

高速道路は11時30分時点で15路線が通行止めだったが、夜までに順次開通している。

21時45分現在の通行止めは、被災による通行止めが中国道(千代田IC~三次IC、土砂流入)と浜田道(旭IC~浜田JCT、盛土洗堀)、中央道(岡谷JCT~飯田IC、土砂流入)の3カ所。

有料道路については11時30分時点で、立山有料道路と新和田トンネル有料道路が、雨量基準超過による通行止めになっている。被災による通行止めは発生していない。

直轄国道は同じく11時30分時点で、被災による通行止めが6路線14区間で発生しいる。通行止めは国道34号(佐賀県、路面冠水)、国道205号(長崎県、法面崩壊)、国道1号(滋賀県、土砂流入)、国道161号(滋賀県2区間、土砂崩れ、路面冠水、土砂崩れによるランプ全面通行止め)、国道41号(岐阜県、護岸流出)、国道19号(岐阜県、路肩崩落)、国道19号(長野県7区間、いずれも土砂崩れ)。

●自動車

バスは10時00分時点で、高速バスの67社239路線が運休、3社4路線が一部運休、路線バスの37社92路線が運休、29社56路線が一部運休となっている。

●鉄道

鉄道の施設被害は11時00分時点で7事業者11路線13区間、運転見合せは同じく11時00分時点で28事業者99路線。

施設被害:JR東海中央線・古虎渓駅(土砂流入)、JR東海中央線・上松駅~倉本駅間(土砂流入)、JR東海高山線・禅昌寺駅~飛騨萩原駅間(土砂流入のおそれ)、JR東海飯田線・宮木駅~辰野駅間(橋脚傾斜のおそれ)、JR西日本山陽線・河内駅~入野駅間(線路冠水)、JR西日本山陽線・小野田駅~厚狭駅間(道床流出)、JR西日本可部線・梅林駅~上八木駅間(線路冠水)、JR九州久大線・杉河内駅~北山田駅間(第十玖珠川橋梁で被害の可能性、確認中)、JR九州佐世保線・北方駅~高橋駅間(線路冠水)、大井川鐵道井川線・土本駅~川根小山駅間(法面崩壊)、アルピコ交通上高地線・西松本駅~渚駅間(橋脚傾斜)、明知鉄道明知線・阿木駅~飯羽間駅間(バラスト流出)、西日本鉄道天神大牟田線・朝倉街道駅~紫駅間(土砂流入)。
水のエマージェンシー
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《高木啓》

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