北海道新幹線初、シカが線路に侵入 始発から運行見合せが続く

北海道新幹線に侵入したシカは左手の防音壁を乗り越えられずに、線路内を右往左往しているという。
北海道新幹線に侵入したシカは左手の防音壁を乗り越えられずに、線路内を右往左往しているという。全 3 枚

北海道新幹線は、木古内~奥津軽今別間でシカが侵入したため、10月8日始発から運行を見合わせている。

12時36分時点でも再開の見込みは立っていない状態で、東京8時20分発の『はやぶさ7号』が新青森で抑止中。上下各6本の『はやぶさ』『はやて』が新青森駅で折返し運行している。

報道によるとシカは防音壁に遮られて脱出できない模様で、線路を共用している貨物列車も立ち往生しているという。

北海道新幹線新青森~新函館北斗間は2016年3月に開業しているが、シカが侵入するトラブルは今回が初めて。

ちなみに、シカなどの動物が列車に接触すると、車両の破損や遅延、乗務員の負担が生じることから、JR東海のキハ85系特急型気動車にはシカとの衝突を考慮した衝撃緩和装置が取り付けられているほか、東武鉄道(東武)の特急用車両100系『スペーシア』にはシカを除ける鹿笛が設置されている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る