ワクワクする建設機械、その歴史をたどる…人力、蒸気、クローラ

『写真で読み解く 世界の建設機械史』
『写真で読み解く 世界の建設機械史』全 1 枚

写真で読み解く 世界の建設機械史
蒸気機関誕生から200年
著者:大川聰 (日本建設機械施工協会編集委員)
発行:三樹書房
定価:4180円
ISBN978-4-89522-767-4

世界の建設機械の歴史と変遷を、その技術にも触れながら、豊富な写真とともにわかりやすく解説した一冊。

18世紀以前の建設器械の時代から本格的な建設機械の登場、各国の最新事情まで、建設機械メーカーのコマツで開発に従事した著者が解説。日、英、仏、独、露などの貴重な建設機械の図版350点以上を収録し、その画期的な技術についても記述。

子供の頃、工事現場や建設現場で働く機会に目を奪われ、ワクワクした思い出を持つ人は多いだろう。もしかしたら大人になってもその気持ちは変わらないかもしれない。本書はそんな人たちにピッタリだ。

さらに、本書は単に建設機械の紹介にとどまらず、世界を視点に、18世紀以前の人力の時代から、蒸気、そしてクローラ(キャタピラ)の登場など、200年超の歴史とその変遷によっていかに変化が生じたかなど、時代ごとに区切りながら語られている。

本書は2008年4月刊行の同書を精査し、刊行後約10年分の内容と新たに明らかになった史実を追加。書名と装幀を新たにした増補二訂版である。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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