若者は駐車場で現金決済…移動関連サービスでのキャッシュレス決済

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現金を使わずに商品を購入したり、サービスを受けたり、キャッシュレス決済は当たり前になったようだが……。パーク24が「移動関連サービスの決済手段」に関するアンケート結果を発表した。「駐車場」と「駐輪場」では、現金決済比率がキャッシュレスを上回った。

アンケートはドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に実施した。タイムズパーキングやタイムズカー、タイムズカーレンタルの利用などでポイントがたまるといった会員向けサービスを提供する。

各種移動関連サービスのうち、キャッシュレス決済よりも現金決済の割合が高かったのは「駐車場」と「駐輪場」だけだった。「電車」利用時のキャッシュレス決済は8割を超え、電子マネーに分類される交通系ICカードが浸透していることがうかがえる。

また前回(2021年)の調査結果で現金決済がキャッシュレス決済を上回っていた「タクシー」は、今回の調査でキャッシュレス決済の方が多くなった。前回は現金32%、キャッシュレス37%、今回は現金34%、キャッシュレス31%。パーク24は「タクシー配車アプリの普及や車内への決済端末設置など、決済手段の多様化に対応した動き」と考える。

「駐車場」での決済手段を年代別に見ると、20歳代以下はキャッシュレス決済の比率が20%と他の年代よりも低く、最も高い40歳代と11ポイントの差があった。また「駐輪場」については、年代が下がるほど現金決済の比率が高くなる。

「駐車場」と「駐輪場」で現金が決済に多く利用されている理由についてパーク24は、「現金でしか精算できない場所もあることなどが影響か」と推測する。移動関連サービス利用時のキャッシュレス決済手段として最も多いのは、「電子マネー」77%だった。2位「クレジットカード」75%、3位「QR/バーコード決済」29%となっている。

「駐車場」で、料金精算時に利用できたら便利だと思う決済手段の1位は「電子マネー」61%、2位は「QR/バーコード決済」と「クレジットカード」が48%で並んだ。各決済手段について年代別で見ると、「クレジットカード」は全年代において50%前後とほぼ同じ割合だが、「QR/バーコード決済」は30歳代が58%、60歳代以上は32%となるなど、年代による差が見られる。

《高木啓》

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