騒音源を一撃で特定する「リアルタイム音源探査システム」…人とくるまのテクノロジー展2023

騒音と振動というクルマ作りに付きものを悩み解決する音源や振動の測定システムを、リオン社が展示した。

・リアルタイム音源探査システム

・音響・振動分析器

・音響式 容積計

・個人用騒音ばく露計

カメラと多数のマイクを組み合わせた、リアルタイム音源探査システム
カメラと多数のマイクを組み合わせた、リアルタイム音源探査システム全 7 枚

騒音と振動というクルマ作りに付きものを悩み解決する音源や振動の測定システムを、リオン社が人とくるまのテクノロジー展2023で複数展示した。

EV化によって静音化した室内で、逆にモーターのうなり音が気になるなど、EVシフトによって音の問題はむしろ難しくなっている。また自動車産業においては、工場が生み出す騒音とそれが周囲や働く人に与える影響も重要な問題だ。

音響と振動にまつわる課題を解決する

音が聞こえるのに、どこから聞こえてくるのか特定できない。日常生活においてもよくある話だが、自動車とそれを作ったり売ったり保守したりする現場においては、ユーザークレームに繋がったり、故障や事故の原因である可能性があるなど、無視できない問題だ。

リアルタイム音源探査システム

それを解決するのが、「リアルタイム音源探査システム」だ。六角形の平面アンテナに似た形状で、前面に多数の小さなが開いている。これらは小さなマイクロホンで、中央にはカメラがある。このカメラからの映像がパソコンの画面に表示されている。


《根岸智幸》

メディアビジネスコンサルタント、ソフトウェアエンジニア、編集者、ライター 根岸智幸

メインフレームのOSエンジニアを皮切りに、アスキーで月刊アスキーなど15誌でリブート、リニューアル、創刊を手がける。クチコミグルメサイトの皮切りとなった「東京グルメ」を開発し、ライブドアに営業譲渡し社員に。独立後、献本付き書評コミュニティ「本が好き!」の企画開発、KADOKAWA/ブックウォーカーで同人誌の電子書籍化プロジェクトなど。マガジンハウス/ananWebなどWebメディアを多数手がけ、現在は自動車とゲーム、XRとメディアビジネスそのものが主領域。 ・インターネットアスキー編集長(1997-1999) ・アスキーPC Explorer編集長(2002-2004) ・東京グルメ/ライブドアグルメ企画開発運営(2000-2008) ・本が好き!企画開発運営(2008-2013) ・BWインディーズ企画運営(2015-2017) ・Webメディア運営&グロース(2017-) 【著書】 ・Twitter使いこなし術(2010) ・facebook使いこなし術(2011) ・ほんの1秒もムダなく片づく情報整理術の教科書(2015) など

+ 続きを読む

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  4. 「完璧なフルモデルチェンジ」三菱『デリカミニ』が2代目に! 可愛さも機能も大幅進化で「後世に受け継がれる名車」と話題に
  5. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る