音響AIで品質検査、ヒョンデモービスが電動パワーステアリングの生産に導入

電動パワーステアリングの品質検査に音響AIを導入した現代モービス
電動パワーステアリングの品質検査に音響AIを導入した現代モービス全 1 枚

ヒョンデ傘下のヒョンデモービスは6月19日、音を利用したAIシステムを開発し、品質検査に導入した、と発表した。製品検査中に発生する微細な音を人工知能で分析し、品質の正確性を判断する。

このAIシステムを導入したのは、ヒョンデモービスの電動パワーステアリング(EPS)を生産する韓国の昌原工場だ。音響AIベースの検査システムの試験運用を完了した。

音響AIは、Q&Aタスクに言語を使用する生成AIとは異なり、特定の音に意味を付与し、適切な判断を行うアルゴリズムの開発が鍵となる。ヒョンデモービスは過去数年間にわたり、さまざまなAI技術の開発に努力を注ぎ、品質管理に特化した生産技術を発表している。

ヒョンデモービスは、昌原工場から他の部品生産ラインへ音響AI検査システムを拡大する計画だ。特にブレーキシステムなどの運用上ノイズが発生する部品を優先する。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  2. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  5. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る