住友電工は10月、夜間や悪天候でも高い検知精度を実現する歩行者検知用ミリ波センサー「NEXUSEYE(ネクサスアイ)」を米国市場で発売する。住友電工が6月27日に発表した。
近年、増加する歩行者の交通事故の削減や交通弱者の道路横断支援のため、世界各国で歩行者検知センサーの需要が高まっている。歩行者の交通事故は、見通しの良くない夜間や悪天候時に発生することが多いが、従来型センサー(画像センサ、LiDARなど)はこのような条件下で検知精度が劣化する課題があった。
住友電工はこの課題を解決するため、ミリ波電波によるレーダ方式を採用し、歩行者からの微弱な反射信号を独自のアンテナ技術と検知アルゴリズムを用いて確実に検知できるミリ波センサーNEXUSEYEを開発した。