あらゆる種類のリチウムイオン電池をリサイクル、独tozeroに日本企業が出資

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グローバル・ブレインは11月14日、同社が運営する日揮みらい投資事業有限責任組合を通じて、あらゆる種類のリチウムイオン電池(LIB)のリサイクル技術を持つドイツのtozeroに出資したと発表した。

LIBは電気自動車(EV)やスマートフォンなど幅広い用途で使用される二次電池だ。しかし、その原料となるレアメタルを取り巻く環境は不安定化しており、将来的にはEVの普及に伴いLIB向けの供給不足が予測されている。また、欧州における電池規制や環境負荷低減への社会要請から、LIBリサイクルの必要性が高まっている。

このような背景のもと、tozeroは使用済みLIBを粉状にした「ブラックマス」から、リチウムとその他鉱物を分離・回収する画期的なプロセスを開発した。さらに、回収・リサイクルした材料をサプライチェーンに再導入することで、新たなLIBの製造を支援し、循環型経済の促進を目指している。


《森脇稔》

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