日立建機は12月3日、グループの製品開発力を強化するため、インドに建設機械の開発・設計を行う新会社「日立建機開発センターインド」を12月下旬に設立すると発表した。
新会社は、カルナータカ州フブリに拠点を置く。同地域は、インドのスマートシティ政策の対象都市で、理系大学やスタートアップが集積している。日立建機は、この地域の優秀な人材を活用し、2027年度までに200名規模の開発・設計者を採用する計画だ。
日立建機開発センターインドは、油圧ショベルやホイールローダなどのグローバル製品開発に加え、建設機械の共通要素技術の開発を担当する。また、CAE(Computer Aided Engineering)を活用し、構造物の強度や車体の熱伝導、騒音、振動などの解析も行う予定だ。
新会社設立の背景には、インドが機械工学やIT分野の優秀な人材が豊富な地域であることが挙げられる。日立建機は、インドでの優秀な技術者の採用活動を行い、日本での研修を経て、2026年4月から本格的な事業開始を予定している。