トムトム、世界500都市の交通状況を分析…平均速度低下も渋滞改善の兆し

トムトムが世界の交通トレンドを網羅的に分析した「トムトム・トラフィック・インデックス」第14版を発表
トムトムが世界の交通トレンドを網羅的に分析した「トムトム・トラフィック・インデックス」第14版を発表全 1 枚

位置情報技術を手がけるトムトムは、世界の交通トレンドを網羅的に分析した「トムトム・トラフィック・インデックス」第14版を発表した。この年次レポートは、6大陸62か国500都市を対象に、これまでで最も充実した包括的な分析内容となっている。

2024年の分析結果によると、対象500都市のうち379都市(76%)で平均速度が前年と比べて低下した。しかし、交通がスムーズに流れる最適な条件下の平均速度は安定しており、ほとんどの都市で若干の改善が見られた。この観察結果は、平均速度の低下が主に渋滞レベルに影響を与える動的要因によるものであり、道路インフラの変化が原因ではないことを示唆している。

都市間での移動時間(または平均速度)の違いは、交通の流れや全体的な運転条件に大きく影響を与える静的要因と動的要因の組み合わせに起因する。静的要因には、道路網の設計や制限速度、信号機の同期などが含まれる。一方、動的要因には、ピーク時の交通渋滞や季節的な交通量の増加、事故や工事、気象条件などが挙げられる。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
  4. プレミア化は必至!?『ランクル』を知り尽くしたトヨタ車体の「ラリー仕様」限定車にSNS歓喜
  5. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る