自動運転車のLiDARセンサーに脆弱性、「長距離から無効化可能」慶応大学が発見

慶応大学が自動運転車のLiDARセンサーを長距離から無効化可能な脆弱性を発見
慶応大学が自動運転車のLiDARセンサーを長距離から無効化可能な脆弱性を発見全 1 枚

慶應義塾大学の研究チームが、自動運転車両のLiDARセンサーシステムに新たな脆弱性を発見した。高速走行中の車両のセンサーを長距離から無効化できることを世界で初めて実証し、自動運転の安全性向上に向けた重要な知見を提供している。

研究チームは、60km/hで走行中の車両に対して110m離れた地点からセンサーを無効化できることを確認した。さらに、最新のLiDARセンサーに対しても、既存の防御機能を回避できる新たな手法を発見した。

オープンソース自動運転ソフトウェア「Autoware」を搭載した車両での実証実験により、センサーの無効化が衝突リスクやシステム停止につながる可能性があることも明らかになった。この研究成果は、自動運転車両のセンサーセキュリティの重要性を示すとともに、より強固な安全対策の開発につながる重要な知見を提供している。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る