レクサス『ES』新型、インモールドコート技術を国内初採用…関西ペイントと豊田合成が共同開発

・関西ペイントと豊田合成が共同開発したインモールドコート技術(IMC技術)が、トヨタ自動車の新型レクサスESのラゲージパネルに国内初の量産適用された。

・IMC技術により塗装ブースや乾燥炉が不要となり、生産時のCO2排出量を約6割削減できるほか、ウレタン塗料の採用で耐久性も向上する。

・今後は豊田合成の国内外の生産拠点への展開を予定しており、新たな加飾技術の柱として活用範囲を拡大していく。

「インモールドコート技術」を用いた大型ラゲージパネル
「インモールドコート技術」を用いた大型ラゲージパネル全 3 枚

関西ペイントと豊田合成は、「インモールドコート技術(IMC技術)」用いた大型外装部品「ラゲージパネル」が、新型レクサス『ES』に採用されたと発表した。

【画像全3枚】

両社は、大型の自動車用プラスチック部品の成形と塗装を金型内で同時に行う「インモールドコート技術(IMC技術)」を共同開発してきた。

■ 開発のポイント

IMC技術は、部品の成形と塗装を金型内で行うことで、生産時のCO2削減と自動車部品の意匠性向上に貢献する技術だ。

今回、関西ペイントの「塗料の材料設計技術」と豊田合成独自の「大型製品向けの金型技術」を組み合わせることで、大型外装部品へのIMC技術の量産適用を国内で初めて実現した(2026年6月末時点、関西ペイント調べ)。

大型で複雑な形状のフロントグリルなどの生産を支える金型の設計・設備制御技術を活用しており、塗装面の平滑性が高まることでガラス面と一体感のあるつなぎ目が目立ちにくい外観を実現。高級感のある外観デザインにも寄与する。

レクサスESシリーズへのIMC技術の量産適用は今回が初の事例となる。

■ その他のメリット

ウレタン塗料の採用により耐久性が向上し、洗車時などの擦り傷が目立ちにくくなる。また、塗装ブースや乾燥炉が不要となることで、生産時のCO2を約6割削減できる。

両社は今後、豊田合成の国内外の生産拠点への展開を予定しており、競争力のある新たな加飾技術の柱として位置づけている。引き続き連携を通じて技術の活用範囲を拡大し、魅力的な外観を備えた車づくりとCO2排出量のさらなる削減に取り組んでいく。

《森脇稔》

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