【2010年の10大ニュース座談会】次世代グローバル競争の幕開け

自動車 社会 社会
スイフト
スイフト 全 8 枚 拡大写真
3
 海外戦略が始動…世界戦略車とアジア戦略車

三浦---ここからいよいよ選別していかないといけません。10大ニュース当確の出来事と、ボーダーライン上にあるものとを分けてみましょうか。

高木---まずはEV関連のニュースを整理しましょうか。去年は自動車は実際に出て来ていなかったけれどもEVフィーバーとなりました。

【画像全8枚】

井元---今年は自動車が世に出始めたわけで、フィーバーどころではないですね。

三浦---今年もEVフィーバーといえますね。特に日本ではEVがフィーバーしました。LAモーターショーでも日本だけEVで盛り上がっていたようですし。09年がEVフィーバーというなら10年の盛り上がりを考えれば10大ニュースに入れるべきでしょう。今年の勢いを思えば09年は予告編だった、くらいに感じます。11年はもっとフィーバーしているかもしれません。

井元---なにか楽しい、明るいネタはないのでしょうか。日本の自動車メーカーから出る新型車の数が減ったように感じます。

高木---アジア戦略車はどうでしょう。

三浦---マーチ、ブリオ、エティオスで、日本メーカーの世界戦略車、アジア戦略車をまとめるとすれば、文脈は「アジアカーにせざるを得ないトヨタ、ホンダ。ワールドカーにできたマーチ」でしょうか。本当はトヨタもホンダもワールドカーにしたい、というようにみることができます。

井元---マーチは苦戦している市場もあります。ホンダも先進市場ではコンパクトカーで苦戦している。しかしフィットは生産台数を着実に伸ばしているようですが。ヤリスもフィットのような役割。ブリオ、エティオスをどうとらえるかは難しいですね。

三浦---スイフトやポロはどうみていますか。

井元---スイフトはアジアで安くても売れるし、欧州ではしっかり作り込んでも売れている印象です。

井元---スズキがすごいのは現地サプライヤーの部品にあわせて車両の設計図面を引くというノウハウですね。これは何でもないことのようでいて、実はとても難しいことなんです。フォルクスワーゲンはスズキの筆頭株主になりましたが、やはりそういう手法には長けている。

三浦---マーチも部品は主に現地調達です。スズキ、VWのようなビジネスモデルに近いと見ています。

井元---日本メーカーの将来性を考えると、アジア生産がすでに必須になっているということですね。マーチ、ブリオ、エティオス、スイフトは今年出た車両だからまとめてもいいのでは。

高木---世界戦略の中でアジア生産の重要度が高まるということですか。

三浦---アジア戦略のためのアジア生産ということです。スイフトはブリオやエティオスより一歩進んでいるところがあるとみています。

井元---スイフトは欧州戦略車でもありますね。ヒュンダイは、車作りはトヨタ、世界展開はスズキを手本にしているようです。

三浦---先進国で評価を得た車両を、新興国に展開するというマーケティング戦略です。

 二次選考(順不同)
●トヨタリコール
●エコカー補助金終了
●円高
●日産リーフ発売
●スバルアイサイト
●トヨタ、テスラ提携
●シボレーボルト発売
●GM再上場
●日産マーチ、タイ生産
●高速新料金
●中国問題(スト、レアアース)
●ブリヂストンF1撤退
●ヒュンダイ脅威
●ホンダ、ブリオ(タイ)
●充電器標準化
●独EV、日本で実証実験
●CR−Z、COTY
●スマートフォン
●環境自動車税制

■EVが頻繁に見出しを飾った2010年
■EV関連記事は一日平均3本
■海外戦略が始動…世界戦略車とアジア戦略車
■巨大市場が人質の「中国問題」
■環境自動車税制には今後注目
■「GM再上場」と「ヒュンダイ脅威」が当落線上
■いよいよ1位決定
■メディアの煽りすぎはよくないが…それでもEVフィーバー
■スバル、アイサイトに見る日本自動車メーカーのあり方
■2010年の1、2、3位は固い…見出し決め、順位確定

(つづく)

《レスポンス編集部》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 光岡自動車、ノア / ヴォクシーの新型搬送車発売…機能を絞って
  2. スズキ『ジムニー』の丸目が進化!? 2027年以降、大幅改良でどう変わる
  3. ホンダ『ZR-V』の顔が大胆に変わる!? 2028年、大幅改良の進化ポイントは
  4. 新型『ヴェゼル』を黒で飾る、ホンダ純正アクセ「ブラックスポーツスタイル」発売 新アイテムも続々
  5. テスラ 、『Model 3』と『Model Y』を改良…V2L・急速充電アダプターを2027年発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. 全ての体格に対応する後席用新型シートベルト、ZFが2025年央発売へ
  3. スカニア、中国で新事業開発組織「VNBC」設立…電動・自動運転輸送を加速へ
  4. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
  5. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
ランキングをもっと見る