カザナ保有の有価証券、24%増で過去最高に IHHヘルスケアなどの上場が貢献 マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

国営投資会社カザナ・ナショナルが昨年末時点で保有する有価証券の合計は前年比24.3%増の869億リンギで、過去最高を更新した。

IHHヘルスケアやアストロ・マレーシア・ホールディングスの新規株式公開(IPO)による資産価値の増加が貢献した。

税引き前利益は同61.4%減の20億6000万リンギで、国への配当も10億リンギと、前年より66.7%減らした。過去3年間の配当の合計は45億リンギになる。

カザナは、テナガ・ナショナル、テレコム・マレーシア、マレーシア航空など、国内経済に不可欠の複数企業の株式を保有している。

昨年の主な投資は7件、計62億リンギ。資産処分は10件で、48億リンギの売却収入と21億リンギの売却益を計上した。今年はタイム・エンジニアリング、バンク・ムアマラットなどの証券を処分する。カザナは、ポートフォリオ拡充を図りカザナ子会社と民間セクターと提携させ、民間プロジェクトなどを行っていく方針だ。詳細は明らかにしなかったが、投資契約について検討しているという。

小栗 茂

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
  6. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  7. トミカ「ムービースターズ」、第1弾は『西部警察』のスーパーZとガゼール…2026年2月発売
  8. 「国内にもガソリンターボを!」直6ターボ×黒アクセントのマツダ『CX-90』に日本のファンも熱視線
  9. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  10. 【ジープ レネゲード eハイブリッド 新型試乗】レネゲード、ここにいよいよ極まれり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る