日本政府、タイ北部山間の給水施設建設に283万バーツ無償援助

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【タイ】日本政府はタイ北部チェンライ県メースワイ郡ターゴー地区の給水施設建設計画に総額283・3万バーツの無償資金協力を行うことを決め、1月30日、在チェンマイ日本総領事館で、柴田和夫総領事とターゴー地区で生活支援を行っているNGO(非政府団体)「アドラ・タイランド」のトーマス・ベントン氏が署名式を行った。

 チェンライ県の南西部に位置するターゴー地区は、ほとんどが標高600―1500メートルの山岳地域で、地区西側の山域は国の保有林に指定され、多くの渓谷が広がっている。この山域には少数民族の集落が点在し、住民は農業を生業として生活している。耕作地は限定され、収入は少ない。地理的な条件から、医療、教育、水道、電気、通信などの社会的生産基盤は立ち遅れている。特に今回の支援対象であるメータム川水域周辺の10集落は慢性的な水不足と水質の問題を抱え、給水施設の整備が急務となっている。地元行政機構が予算と技術の不足で施設の整備が行えないことから、水供給施設建設に長年の経験があるアドラ・タイランドが、日本政府の資金援助を受け、給水施設を建設する。

《編集部》

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