「停電は回避」 4月電力危機でタイ閣僚

エマージング・マーケット 東南アジア
「停電は回避」 4月電力危機でタイ閣僚
「停電は回避」 4月電力危機でタイ閣僚 全 1 枚 拡大写真

【タイ】タイが発電燃料として利用しているミャンマー産天然ガスの供給が4月前半に一時途絶し、タイで電力不足が起きる恐れが出ている問題で、タイのポンサク・エネルギー相は6日、タイ工業連盟(FTI)など関係機関との協議後、記者団の質問に応じ、製造業の節電と他の燃料による発電量の拡大などで停電が回避できるという見通しを示した。ただ、タイ発電公社(EGAT)などタイの電力3公社は5日、電力需給が最もひっ迫すると予想される4月5日にバンコク郊外で数時間の計画停電を行う案を示しており、予断を許さない状況だ。

 天然ガスの供給停止はミャンマーのヤダナ・ガス田の石油プラットフォームの修理によるもので、日量11億立方フィートに上るミャンマーからタイへの天然ガス供給が4月5日から14日にかけ停止する。ミャンマーからの天然ガスを燃料とするタイの発電所の出力は計6000メガワットに上り、大規模な停電が起きる可能性があることから、タイ政府は▽製造業、政府機関を中心に節電する▽軽油などを燃料とする火力発電所をフル稼働する▽民間の中小規模発電所からの買電量を増やす――といった対策を打ち出している。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  6. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  7. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  8. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
  9. BMW 8シリーズ、「特別な限定車」をモントレーカーウィーク2025で発表へ
  10. 【エンジン音あり】話題の新型ホンダ『CB1000F/SE』の“図太”直4サウンドを鈴鹿で堪能! ライポジ&足つきを最速チェック
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る