国内企業の第2四半期の業況見通しが前期と比べ大幅に改善したことが、調査会社の米系ダン・アンド・ブラッドストリート(D&B)マレーシアの四半期調査で分かった。
D&Bは、売上高、純利益、販売価格、在庫水準、雇用状況、新規受注の6項目について、第2四半期に対する企業の見通しを調べた。
指数は、売上高が50.5、純利益が49.6と調査を開始して以来の最高で、第1四半期実績の2倍強だった。
雇用指数は34.6で、経営者は雇用の拡大を計画している。販売価格、在庫水準は小幅の改善にとどまった。
部門別で前期より指数が大幅に改善したのは、製造、卸売り、サービス、金融で、製造業の新規受注指数は40と、第1四半期実績の4倍という高水準だった。
卸売業者の売上高指数は85だった。サービス業も売上高指数は60.6と高かった。運輸、観光、ヘルスケア、物流の自由化を来年初に控え、雇用も拡大の見通しだ。