世界銀行は、マレーシア経済の今年の成長率を5.1%と予想している。2014年も引き続き堅調を予想しており、5.1%の成長を見込んでいる。
消費やビジネス消費が強固であることが経済を支えるという。
世界銀行は今年の投資額の成長について、資本財の輸入や建設サービス部門での成長を支えていると指摘。内需は今年中は好調で、2014年にかけて減速するが、世界的な需要により輸出の減速に歯止めがかかると見込んでいる。内需は政府補助金の見直しなど合理化の影響を受けるという。
経常収支が赤字に陥る可能性については、一次産品価格が大幅に下落し、国内の石油・ガス産業への投資に影響が出た場合に起きると指摘。財政赤字に関しては、歳入が目標を超えたことや開発投資が低かったこと、国内総生産(GDP)成長率が予想を上回ったことから2012年の赤字目標率を達成したと分析した。