マレーシア、対日輸出品目の多様化目指す…LNGへの輸出依存を軽減へ

エマージング・マーケット 東南アジア

貿易投資使節団を率いて訪日中のムスタパ・モハメド通産相は、マレーシアの日本向け輸出品目を多様化したいと述べた。現在輸出の半分は液化天然ガス(LNG)が占めており、その他も木材や木材製品、電気・電子製品などで占められている。

マレーシア政府はLNG輸出への依存を軽減し、サービスやパーム油、観光、ヘルスケア、金融サービス、農業分野での輸出を増やしたい考え。ムスタパ通産相は、マレーシアはコスト競争力があり域内諸国ともインフラや人材、税控除や自由な貿易政策が強みで、企業にとってはクアラルンプールに域内拠点を開設するための投資先としても有力だと強調した。

今後は大企業だけでなく中小企業の投資誘致にも注力する。また、グリーン技術への投資についてはインセンティブを提供する方針で、スマートシティ開発などで日本企業からの投資を期待している。

マレーシアと日本の二国間貿易額は昨年、470億米ドル(1,495.5億リンギ)だった。マレーシアは日本から電気・電子製品、化学製品、自動車部品、鉱物などを輸入している。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. 生まれ変わった三菱『エクリプス クロス』にSNSでの反応は!? ルノーOEMのEVに「日本はどうなる?」
  6. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  7. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  8. メルセデスベンツ、EVで双方向充電を2026年から開始…新型『GLC』が第1弾
  9. フィアットのピックアップトラック『ストラーダ』、ブラジル生産250万台達成
  10. 【ヤマハ YZF-R25 試乗】街では優しく、峠では刺激的。熟成された250ccスポーツの「二面性」…伊丹孝裕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る