マレーシア来年度予算案、中所得者向け優遇策を導入 燃料値上げ負担軽減で=財務事務次官

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10月25日に発表が予定されている2014年度予算案において、政府は中所得者層の負担を軽減するための優遇政策を盛り込む計画だ。財務省のモハメド・イルワン・セリガル・アブドラ事務次官が明らかにした。

政府が進めている財政赤字削減に向けた政府補助金合理化プログラムにより、3日付けでレギュラーガソリン「RON95」とディーゼル油の小売価格が値上げされた。補助金削減により浮いた財源については、2014年度予算に盛り込む予定となっている低所得世帯向け一時金「1マレーシア・ピープルズ・エイド(BR1M)」への割当増額に振り向ける計画だが、BR1Mの対象は世帯収入が月間3,000リンギ以下であることが条件であるため、中所得者層からは不満の声が上がっている。

モハメド事務局長は、中所得者の支援のための政策の導入に向けた調査を行っていると述べた。

広瀬やよい

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