オバマ大統領、マレーシア訪問中のTPP署名はない マレーシア通産相

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシアのムスタパ・モハメド通産相は、10月に予定されている米国のバラク・オバマ大統領のマレーシア訪問と環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)は直接関係がないと述べ、オバマ大統領の訪問中に署名することはないと言明した。ザ・スターなどが報じた。

下院議会の質疑に応じたムスタパ氏は、9月21日に終了した米国ワシントンでの直近の交渉ラウンドではあまり多くの進展がなく、TPP交渉にはまだ未解決の問題が山積していると指摘。TPPへの合意は強要されるものではなく、マレーシア政府が自主的に判断するものであると強調した。

その上で、マレーシア政府が中小企業やブミプトラ(マレー人および先住民族の総称)の権益を犠牲にすることはなく、一部で囁かれているようにオバマ大統領の訪馬の際に署名することはあり得ないと強調。訪馬とTPP交渉が関係ないとすれば、オバマ大統領の訪問にあわせてTPP反対のデモを行なう理由もないと指摘し、オバマ大統領訪馬の際に懸念されるデモの動きを牽制した。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. ホンダ『レブル250 Eクラッチ』が爆売れ!? ペダルだけでシフトチェンジできる「Eクラッチ」の魅力をおさらい
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  6. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  7. 「昭和のオート三輪風に…」ソーラーパネル搭載3輪EV『スリールオータ』に注目!「なんか可愛い」とデザインを評価する声も
  8. 次期トヨタ『ハリアー』は新エンジンの恩恵でフォルムが大変化…スクープ記事ベスト5 2025年上期
  9. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  10. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る