「清廉度」調査、マレーシアは世界53位に上昇

エマージング・マーケット 東南アジア

トランスペアレンシー・インターナショナル・マレーシア(TI-M)は、2013年度版「腐敗認識指数」(CPI)を発表。マレーシアは昨年の世界54位から53位に順位を1ランク上げた。

調査は世界177カ国・地域を対象に「清廉度」を調査したもので、世界トップは同点でデンマーク、ニュージーランドとなった。3位は同点でフィンランド、スウェーデンとなった。最下位は同点でソマリアと北朝鮮、アフガニスタンだった。日本は18位で、前年より1ランク下がった。

東南アジア諸国連合(ASEAN)で最も順位が高かったのは、シンガポールで5位だった。ブルネイが38位でマレーシアより高くランク付けされた。それにフィリピン(94位)、タイ(102位)、インドネシア(114位)、ベトナム(116位)、ラオス(140位)、ミャンマー(157位)、カンボジア(160位)が続いた。

TI-Mは、政府改革プログラム(GTP)など汚職対策のイニシアティブを推進しているが大幅な改善にはつながっていないと指摘。今後も中程度の汚職レベルを維持すると予想を示した。改善するには、▽政府高官の汚職の追及▽法律の改正、資産公開などの透明性の改善▽汚職摘発委員会(MACC)に独立性を持たせる▽違反した従業員への罰則▽公共事業の透明性かつ競争力のある入札の実施--などが必要だと指摘した。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  2. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  3. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  4. メルセデスベンツ『GLC』新型、V8エンジンなるか!…12月のスクープ記事ランキング
  5. 15年の沈黙を経て...アウディ『RS6 セダン』、デジタルで先行復活!
  6. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  7. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  8. 日産『アリア』に改良新型、フロント刷新しGoogleやV2L機能を新採用…667万5900円から
  9. オールブラック仕上げのカワサキ『Z900RS』発売へ!「ブラックボールエディション」152万9000円
  10. 日産エクストレイル”ROCK CREEK“の魅力を人気インフルエンサー・あずあずが語る!PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る