マレーシアのインフレ率、2015年には4%に…IMF

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア クアラルンプール
マレーシア クアラルンプール 全 1 枚 拡大写真

国際通貨基金(IMF)はマレーシア経済の行く末について、財政改革や税制改革など一連の政策が影響して健全な見通しを持っていると明らかにした。

IMFは2015年にはマレーシアのインフレ率が4%になると予想している。

IMFは年次コンサルテーションのためマレーシアにエコノミストのチームを派遣し、政府や中央銀行、民間投資家市民団体などと協議を行っている。経済と金融に関する情報を収集し、2015年には物品・サービス税(GST)の導入が予定されており、現在2.8%のインフレ率は来年3%に、2015年には4%に上昇するという。その後は徐々にインフレは収まると予想している。

IMFは中央銀行バンク・ネガラ・マレーシア(BNM)が物価の安定化に向けた先制対応を行っていると指摘。消費は今後も旺盛となると予想した。また、第3四半期の実質国内総生産(GDP)は回復傾向にあり、年末までに4.5%の成長となり、来年にかけて民間投資や輸出も改善が見込まれることから、財政合理化の影響が相殺されると指摘した。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  2. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  5. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
  6. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  7. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  8. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  9. 新型電動モビリティ、「EVEREST XING CITY」先行予約開始…一部ヨドバシカメラで試乗も
  10. ランボルギーニの新型スーパーカー、初のカスタマイズ仕様「ポルト・チェルヴォ」公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る