マレーシア与党MCAが代表大会、新執行部を選出…党内和解&早急な改革を志向

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの与党連合・国民戦線(BN)を構成する統一マレー国民組織(UMNO)
マレーシアの与党連合・国民戦線(BN)を構成する統一マレー国民組織(UMNO) 全 1 枚 拡大写真

マレーシア与党連合・国民戦線(BN)構成党、マレーシア華人協会(MCA)は大敗した総選挙後の初の年次代表大会を開催、21日の役員選挙でリオウ・ティオンライ新党首らによる新執行部を選出した。

役員選は、対立を続けてきたチュア・ソイレック前党首派とリオウ前副党首派の2派による和解指向が色濃く出たものとなった。華人票を野党・民主行動党(DAP)に奪われて存続の危機にある同党にあって、新執行部には待ったなしの改革遂行が求められている。

チュア氏が勇退した党首選では、副党首のリオウ氏がガン・ピンシウ党首補を辛くも破って当選。返り咲きを狙ったオン・ティーキアット元党首はわずかな得票にとどまり、世代交代を求める党員の意向が明確に出た格好となった。

副党首選はリオウ派である青年部長のウィー・カション氏が、党首補のドナルド・リム氏との一騎討ちを制した。4人の定員に9人が立候補した党首補選では、チュア派からチュア・ティーヨン氏(ソイレック氏の実子)とリー・チーリョン氏、リオウ派からホウ・コックチュン前副高等教育相とチュー・メイフン元婦人部長がそれぞれ当選。両派から2人ずつとなった。一方、定員25人の中央委員会委員選では、チュア派が14人、リオウ派が11人と数で逆転した。全体的にみて党内建て直しを優先し、融和を指向する党内の意向が反映される選挙結果となった。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  4. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  6. スズキ『ソリオ』 乗り心地と静粛性はクラストップか…土曜ニュースランキング
  7. どこへでも行けそう&なんでもできそう、トヨタ RAV4 新型のデザイン
  8. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  9. VW『ゴルフGTI』50年の歴史で最強、325馬力の「EDITION 50」発表
  10. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る