〈クアラルンプール〉
ココア加工品のグアン・チョン(GCB)は、ジョホール州に業務用チョコレート製造工場を開設した。開設記念式典が1月9日に行われた。
工場建設が建設されたのはタンジョン・プルパス港で、5,500万リンギ(約17億5,000万円)が投じられた。工場の年産量は1万トン。将来的には5万トンまで増産する計画だ。工場には研究開発(R&D)センターも置かれている。
記念式典に臨席したジョホール州のモハメド・カレド・ノルディン州首相は、チョコレート製造メーカーの拠点設立をさらに誘致し、同州をチョコレート生産の拠点にする方針を明らかにした。
米ハーシーは同州においてアジアで最大規模となる8億1,600万リンギ(約260億円)の投資を表明。70万平方フィートの工場を建設する。2015年の完工が見込まれている。また400人以上の雇用を創出すると予想されている。
市場調査会社のユーロモニター・インターナショナルによると、向こう2年でチョコレートの需要は世界的に年間2%増加することが見込まれている。