ウルトラマンの漫画本、「アラー」表現で販売禁止に…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

内務省は、公の秩序を害するとして漫画本「ウルトラマン・ザ・ウルトラ・パワー」のマレー語版の出版・販売を禁止すると発表した。「ウルトラマン」を「アラー」のように尊敬すべきとの表現が含まれていることから禁止を決定したという。

マレーシアでは神という表現をめぐって、非イスラム教徒による神を意味する「アラー」の使用の是非を巡り議論が続いており、宗教をめぐる論争がヒートアップしている。

「ウルトラマン・ザ・ウルトラ・パワー」を印刷、輸入、出版、販売、所有などを行い有罪となった場合は、1984年印刷媒体出版法違反のもとで、3年以下の禁固刑あるいは罰金2万リンギ以下の罰金、もしくは両方が科せられる。
「マレーシアン・ダイジェスト」は、これまで48年間どんな相手にも1度も負けたことがことがなかった「ウルトラマン」が唯一マレーシアの内務省にだけは勝てなかったと報じた。ネチズンからも「ウルトラマン」の漫画本の禁止に対して疑問の声が上がっている。

(ザ・スター、ザ・サン、マレー・メイル、3月7日、マレーシアン・インサイダー、3月6日)

広瀬やよい

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