ナジブ首相が6日間の訪中、馬・中国交40周年で

エマージング・マーケット 東南アジア
ナジブ首相が6日間の訪中、馬・中国交40周年で(写真は29日)
ナジブ首相が6日間の訪中、馬・中国交40周年で(写真は29日) 全 3 枚 拡大写真

ナジブ・ラザク首相率いるマレーシア政府代表団が、馬・中国交樹立40周年にちなんで27日から6日間の日程で中国を訪問している。

最初の訪問地の陝西省西安に着いたナジブ首相は、西安がマレーシアのハラル(イスラムの戒律に則った)製品を中国で売り込んでいくための玄関口になるとの認識を示した。西安市には14万人のイスラム教徒が居住しているが、周辺地域には120万人のイスラム教徒が住んでいる。

同行したイスマイル・サブリ・ヤアコブ農業農業関係産業相は、27日に開幕した「西安ハラル食品フェア」に出席。2012年に900万リンギだった成約額が2013年に1500万リンギとなったことに触れ、今年は2000万リンギが期待できるとした。2012年にわずか15社だったマレーシアの参加企業数は昨年30社に増え、今年はさらに35社に増加している。

ナジブ首相らは27日に西安市郊外の兵馬俑博物館や地元のイスラム寺院、西安清真大寺などを参観した後、北京に向けて出発。ペラ州スルタン、アズラン・ムヒブディン・シャー殿下の死去を受けて急ぎ帰国したが、29日の葬儀の後に北京に戻り、30日には習近平国家主席と会談する予定。31日には国交樹立40周年記念行事やマレーシア・中国経済サミットに出席する。

ナジブ首相の訪中には、ヒシャムディン・フセイン国防相(運輸相代行)、ムスタパ・モハメド通産相、アニファ・アマン外相、ナズリ・アジズ観光相、イドリス・ジュソー第2教育相、ダグラス・ウガー農園・一次産業相、イーウォン・エビン科学技術革新相、イスマイル農相の8閣僚が随行している。
(ラクヤット・ポスト、5月28日)

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  2. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  6. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  7. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
  8. 最新EVの分解部品を国内最大規模で展示、テスラや吉利を追加し合計25台に
  9. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
  10. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る